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 感想文の書き方 


学校などの課題で与えられる感想文って、いつも辛い思いをしますよね。学校の先生は「自分の感じたこと、思ったことをそのまま書きなさい」っていうけど、書き方は全然教えてくれないと思いませんか。そこで、ここではどうやって感想文を書いたらいいか、考えてみたいと思います。

 最初と最後をしっかり書く
inu最初と最後の3行をしっかり書くようにするのは、基本だよね。例えば「目の前にまるでミシシッピ河の川辺の景色が浮かんでくるような、さわやかな冒険小説でした。…………今度、トムと一緒に海賊になって、ミシシッピの川辺を素足で走ってみたいです。」『トム・ソーヤの冒険』「心の深奥から発する協奏曲が奏でる魂の叙事詩に感動した。…………ジャンはこの世に存在しないが、彼の魂は永遠に僕の胸に宿り続けることだろう。」『レ・ミゼラブル』なんて、どうかな? 友達に聞いたんだけど、読書感想文コンクールなどで、審査員の先生は、まず最初に最初と最後の文を読んで、選考していくんだって。

 主人公や作者に手紙を書く
neko作者や主人公宛に手紙風に書いて、あるコンクールで優秀賞をもらったことがあるよ。手紙って、自分の感情を素直に表現できるから、書きやすいと思うよ。最初と最後ははこんな風に書いたと思う。「アン、こんにちは。初めてお便りします。…………今日は空想での話しただけだけど、今度は素敵なティーパーティでお話ししようね。」『赤毛のアン』

 会話する形で書く
inu登場人物と会話する形で書いてみると、楽しく書けるよ。こんな風にね。ハンス:「だって彼はぼくの友だちですから、彼を見捨てることはどうしてもできないんです。」自分:「僕もそう思うよ。ハンス。友達って世界で一番かけがえのないものだものね。」『車輪の下』(ハンスの会話の引用は『車輪の下』(新潮文庫)より)ただ、話の筋がわかるように書かないと、感想文を読む人に、なんのことか、わからなくなっちゃうけど……。

 引用しながら感想を書く
neko感想のところどころに、作品から文を引用して、それについて感想を書けばどうかな?例えば『赤毛のアン』の最後の方、アンが この先、人生には多くの曲り角があって、その先に何があるのかはわからない、といった内容を語る部分があるんだけど、僕はここを引用して、それについての自分の考えを書いたよ。自分が感動した箇所って、それなりに感想が書けるものね。これって、すごく使えるテクニックだよね。でも、あんまり引用しすぎると、感想じゃなくて、粗筋になってしまうんだけど……。

 登場人物と他の作品の登場人物を比較して書く
inu登場人物と、それに関係していそうな歴史人物や他の作品の主人公を比較して、感想を書く方法もあるよ。例えば、喜劇王のチャップリンと楽観主義の王女のアンを比較して、どんな時でも希望を失わないことが大事だってね。

 作品に関して詩や短歌を書く
neko作品の内容に関係した詩を入れて、文末を飾るのも、いいんじゃないかな。あと、自分で作品に関する短歌を作って、最後の締めとして飾るとか。あと、感想のどこかに、作品を通して何を得たか、ということを入れるのも大事だよね。例えば、『異邦人』の主人公、ムルソーを通して、「人間はつまらぬことや、ちょっとしたことで罪を犯しがちである。僕は普段から、何ごとにも真剣に取り組んで、油断しないようにしようと思う。」なんて書くと、かなり感想文らしくなるんじゃないなか。

 感想じゃなくて作品に関しての詩を書く
inu感想というよりも、その作品に関して、詩をかいたら、原稿用紙の行数もかせげるし、学校に提出するぶんだけだったら、充分だよね。

 脇役にスポットを当てる
neko主人公について、感想を書く人がほとんどだと思うけど、脇役にスポットをあててみるのも、いいと思うよ。文豪は作品のどの登場人物も無駄には書いてないから、登場人物一人ひとりについて、どこが好きか、なぜ好きなのか、自分と較べると、どうなのか、なんて考えていくと、たくさん書くことがあるよね。

 表紙について書く
inu本の表紙の印象について、書いてもいいよね。『赤毛のアン』(新潮文庫)の表紙は水彩画の田舎町の絵なんだけど、例えば感想文に「最初に本をこの文庫本を手に取った時、表紙の淡い水彩画が目に飛び込んできた。手前に教会があり、まん中の道が奥の方まで続いている。そして、その道のなかばに、男の人と女の人らしき人物が乗った馬車が、描かれている。『この二人は誰なんだろう。そして、この場面は何を描いているんだろう』そんな思いが僕の中に木霊していた。そして、本の中身を開いてみると、それはその表紙の通り、素敵な、美しい話だった。」なんて書くと、かなり行数がかせげるよね。素敵な表紙の本を選んでみると、書くことがたくさんあるよ。

 挿し絵について書く
neko挿し絵についてはどうかな?『レ・ミゼラブル』(岩波文庫)の中には、とっても素敵な版画の挿し絵があって、より物語を印象づけてくれるよ。感想文には「小さなコゼットが、彼女の体ほどもある大きな帚を持って、じっとこちらを見ている挿し絵は、私に深い同情を、起こさせた。また、コゼットは、まさしくユゴーがいうように、『泣かないひばり』とうことを深く感じた。何が、彼女をこんなふうに させたのか。テナルディエ? 女将さん? エポニーム、アゼルマ? いや違う。社会の悪が、彼女をこんなふうにしてしまったのだ。」ていうふうにね。たくさん挿し絵があると、それだけでも、書くことが増えるよね。

 読書サイト・オンライン書店の書評を参考にする
inuインターネット上にはいろんな読書サイト・オンライン書店があるよね(例えば、Amazon.co.jpとかYahoo!Booksとか)。そのサイトの書評を参考にして、感想文を書いてもいいと思うよ(でも、決して丸写しにしちゃだめだよ。著作権侵害という立派な犯罪になるから)。書評は星の数ほどあるから、読めば読むほど、自分の書きたいことを、まとめることができるんじゃないかな?とにかく感想文は、自分の感想を読んでくれた人に「あ、この本、読みたいな」って、素直に思わせることが、大事だと思うよ。このサイトの感想文も参考にしてみてね。




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