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 世界文学を読む意味 


世界文学(第2次世界大戦以前の海外作品)をなぜ読むのか、考えてみました。犬君と猫君と一緒に、みんなも考えてみてくださいね。


inu最近、若者の活字離れが心配されてるけど、どうなのかなあ?

nekoそんなことないと思うよ。巷に溢れてる週間誌や芸能雑誌、また漫画でもかなり高度な日本語が使われてるし(特に、あちこちに見られるカタカナ日本語.....)、ロールプレイゲームなんて、大人でも理解に苦しむような難しい言葉がいっぱい出てくるもん。それにものすごぐ文学的な表現もたくさんあるよ。ファンタジー系のロールプレイゲームの中には、トールキンの『指輪物語』が原点になっているものもあるんだよ。

inuそういえば、ポケモンのおかげで幼稚園園児が小学校へいく前に、苦もなく平仮名と片仮名を覚えたっていう話も聞いたことがあるよ。

nekoでも、もうちょっと視野を広げてみると、確かに世界文学(第2次世界大戦以前の海外の作品)っていわれてるのを読んでる人は少ないようだね。ストーリーを追うだけでも大変なのに、それに加えて、文章に鏤められている作者の思想も読み取らなきゃいけないから、なんとなく敬遠されがち。

inuそうだね。世界文学は難解かもしれないけど、でも、その裏に隠されたメッセージはどんなゲームや漫画よりも深いと思うし(別にゲームや漫画が悪いって言ってるわけじゃないよ。本の中にも悪書はたくさんあるし......)、国際化が叫ばれてる昨今において、外国の文学作品を通して、その国に生きる人たちの思想を学ぶことは素晴らしいことだと思わない?日本にいながら国際人としての考え方が自然に身につくし、また「国際化」その言葉自体についても考えらる機会があると思うよ。

neko世界文学は本当に素晴らしい作品が多いよ。その時代に生きた人々の姿が、目蓋の裏に焼き付く程、強烈に印象づけられる作品が多々あるよ。また、人間学(*)といわれるものが学べると思わない?それに、作品を通して歴史も学べるよ。歴史を学ぶことはより良い未来を築くためにも必要不可欠だもんね。同じ過ちをくり返さないためにも。

inuそうだね。それに何十年にもわたって、世界中で紹介されているんだから、読んで間違いないよね。文学は無駄なんて思う人もいるだろうけど、文学って人間が生きて行くためには、絶対不可欠だと思う。精神の底から沸き起こる人間の魂の叫びを文字にしたものが、文学じゃないかな?古今東西の文学を読むことによって、人間はどうして生まれたのか、そしていかに生きていくべきなのかが、なんとなくわかってくると思うんだけど、どうかな?

neko文学以外にも、映像や音楽や絵画などで、そういったことは表現できるだろうけど、文字を読んで自分の頭で理解する過程は、思考能力を増すためにもとっても大事だから、僕達にとって根本の問題(人間はいかに生きるべきか)を知るには、やっぱり文学作品を読むのが一番いいと思うよ(特に、世界文学。だって、何百年も前から消えずに現在まで伝わっているっていうことは、やっぱりそれだけの価値があるから)。この問題って、政治、経済、教育等、あらゆる分野に必要な問いかけだと思う。だって、人間を離れては、なにも成り立たないから。文学って、すべての分野に通ずる根本の問題を、解決する旅でもあるんだなって思うよ。

inuこのサイトが難解な世界文学読破の一助となることを願っているよ。

*人間学=「人間の本質を解明しようとする哲学的研究。カントは形而上学・道徳論・宗教の三領域を総括する学として提唱。(anthropology)」 『日本語大辞典』講談社





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