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 アンナ・カレーニナ 
Anna Karenina

anna


■作品データー
文献:新潮文庫(木村浩 訳)
作者:トルストイ(Lev Nikolayevich Tolstoy 1828-1910)/ロシア
分類:ロシア文学
発刊:1873年
年代:1870年代
舞台:ロシア(ソ連)・ドイツ
長さ:長編


■作品構成
第1編(全34章)・第2編(全35章)・第3編(全32章)・第4編(全23章)・第5編(全33章)・第6編(全32章)・第7編(全31章)・第8編(全19章)からなる。


■超短い粗筋
ロシアの貴族社会で不倫の愛に溺れた女性が自殺するまでの過程を描いた物語。


■重要人物相関図
anna


■人物紹介■  :男性 :女性
アンナ・カレーニナ
本編主人公。高慢で自尊心が強い。大変美しい女性。

ヴロンスキー
アンナと不倫の関係に陥る青年。アンナを愛しているが、次第にその高慢さに我慢できなくなる。

アレクセイ・カレーニン
アンナの夫。自尊心が高く、世間の目を気にして、アンナとなかなか離婚できない。

オブロンスキー
アンナの兄。豪傑でみんなから好かれている好人物。

ドリイ
オブロンスキーの妻。心配性で、アンナのことをとてもよく思っている。

リョーヴィン
ロシアの農地を改革しようとしている農場の主。非常に真面目な人物。

キチイ
ヴロンスキーの婚約者だが、後にリョーヴィンと結婚する。


■キャッチフレーズ
●狂おしい程の愛  ――あなたは耐えられますか?――
●人を愛することは間違いなのか? ――愛と恋の長編小説――
●ロシア貴族の舞台を描いた壮大な愛の詩
●農業改革とはいかにするべきか? ――濃度解放後のロシア社会を鋭く批判する愛の大河小説――
本音
●男の為に命を捨てるなよ。
●アンナの気持ちがわからないわけではないが.....。


■作品スポットライト(読み所)
★ヴロンスキーがアンナに初めて出会う場面。なにか悪い予感! (゜o゜;)
★キチイがドイツの療養所で出会ったワーレンカ。彼女は偉大な人間です。m(_ _)m
★キチイとリョーヴィンが暗号を用いて愛を確かめあう場面。ロマンティック!(*^_^*)
★ョーヴィンがニコライを通して死について考える場面。深い!(^^;ゞ
★キチイがお産をする場面。生の喜びが感じられるよ。ヽ(^◇^)ノ
リョーヴィンが宗教について考察する場面。これも深い!f^_^;

cat人生の根本問題に関する記述が多々あるよ。それをトルストイは登場人物の口で語らせているから、会話はじっくり読んでね。


■感想文(約640字)
「思想の集大成」
トルストイの思想が全てつまっているともいうべきこの作品は私に深い感動を与えてくれた。 アンナを通して人を愛するには相手に自分の考えを譲らなければならない時もあることを知った。コズヌイシェフの死を通して死ぬということは不幸なことであると同時に幸せでもあることを知った。リョーヴィンを通して信仰とは何であるかを深く考えさせられた。ワリーシカは人につくすということは無意識のうちにできてこそ本物であることを学んだ。 また、数多くの登場人物の会話を通して、当時のロシア社会の問題点、芸術、狩猟に関する知識、農家の日常生活、貴族社会、しいては民俗問題までも学ぶこととができた。 私がことさらに感動を覚えたのは、トルストイの人物や自然に対する描写である。リョーヴィンが友人達と狩猟に出かける場面の描写は本当に木々のざわめきや、小川のせせらぎが聞こえてくるようであった。 また、人物の心の思いを会話と同じくらいに多様しており、その人物の性格が手にとるようにわかった。 私にとってこの小説はアンナが主人公であるというよりも、むしろリョーヴィンが主人公であった。トルストイは彼に、人間の根本の問題である生と死、また何の為に存在するかを語らせている。これは私にとっても大きな問題で、その解決を模索している。結局、明確な解答は得られなかったが、それでも自分の人生に喜びを与えてくれるものがどこかに存在することをわからせてくれた。もっと明確な解答を得るためにトルストイの他の作品を読み続けたいと思う。


■作品ミニ情報
catこの小説では、ロシアの農奴解放のことが出てくるから、それに関してここにちょっと記しておくね。

農奴解放:「農民の農奴的身分からの解放。封建社会から近代社会への転換期に行われた。とくに19世紀初頭のプロイセン、1861年のロシアの農奴解放令が有名であるが、いずれも不徹底で、完全な解放には至らなかった。」(参考文献:『日本語大辞典』講談社)






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