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 レ・ミゼラブル 
Les Miserables

kozetto


■作品データー
文献:新潮文庫(佐藤朔 訳)
作者:ヴィクトリー・ユゴー(Victor Marie Hugo 1802-85)/フランス
分類:フランス文学
発刊:1862年
年代:1815-1833年
舞台:フランス
長さ:長篇


■作品構成
第1部:第1編(14章)・第2編(13章)・第3編(9章)・第4編(3章)・第5編(13章)・第6編(2章)・第7編(11章)・第8編(5章)

第2部:第1編(19章)・第2編(3章)・第3編(11章)・第4編(5章)・第5編(10章)・第6編(11章)・第7編(8章)・第8編(9章)

第3部:第1編(13章)・第2編(8章)・第3編(8章)・第4編(6章)・第5編(6章)・第6編(9章)・第7編(4章)・第8編(22章)

第4部:第1編(6章)・第2編(4章)・第3編(8章)・第4編(2章)・第5編(6章)・第6編(3章)・第7編(4章)・第8編(7章)・第9編(3章)・第10編(5章)・第11編(6章)・第12編(8章)・第13編(3章)・第14編(7章)・第15編(4章)

第5部:第1編(24章)・第2編(6章)・第3編(12章)・第4編(1章)・第5編(8章)・第6編(4章)・第7編(2章)・第8編(4章)・第9編(6章)

大きく5部に分かれていて、その部がに分かれていて、その編がに分かれてる。各部、編、章には詩的なタイトルがついていて、溜め息もの。章ごとに、きちんと内容を把握しながら読むと、読みやすいと思う。


■超短い粗筋
ジャン・ヴァルジャンというの偉大な男の生涯を描いた一大叙情詩。


■重要人物相関図
remize


■人物紹介■  :男性 :女性
icon ジャンヴァル・ジャン
この小説の主人公。一切れのパンを盗んだがために19年もの間牢獄にいた。出所後、ミリエル司教にその魂を救われる。それからというもの、自分のほとんどの財産を貧しい人の為についやす。

icon ミリエル司教
ジャン・ヴァルジャンの魂を救った人物。その生活は非常に質素で、国から支給される給料をほんのわずかを残して、全て貧しい人の為に費やした。

icon バスティーーヌ
ミリエル司教の妹で、オールドミス。その精神は純粋そのもので、神につかえる兄・ミリエル司教には絶対服従である。

icon マグロワール
ミリエル司教の家のお手伝い兼、彼等の親友。ぶつぶつ文句をいいながらも、ミリエル司教には絶対服従である。

icon コゼット
ファンティーヌの娘。2歳になろうとする頃、テナルディエの宿屋にあずけられる。そして5歳の頃から宿屋の女中として働きはじめる。

icon ファンティーヌ
若い頃、恋人・トロミエスに捨てられる。娘・コゼットをさずかるが、金欠でどうしようものなく、パリから生まれ故郷のモンフェルメイユへ帰る途中、コゼットをテナルディエの宿屋にあずける。

icon テナルディエ
悪玉。コゼットをだしにして、ファンティーヌからできるかぎりの金をしぼる。実はこの人物はワーテルローの戦いの最中で、マリユスの父・ポンメルシーの命を救っていた。

icon テナルディエの女将
テナルディエと同じでこの女も悪玉。自分の子供しかかわいがれない鬼婆のような人物である。

icon エポニーヌ
テナルディエの長女。もともと根はやさしい人物だが、家庭の不幸がかなり彼女に影響をおよぼした。年頃になってからマリユスに片思いする。

icon アゼルマ
テナルディエの次女。

icon ガヴローシュ
テナルディエの長男。不幸にも母親からまったく相手にされなかった。パリに来てからは浮浪児として町の中をさまよう。

icon マリユス
ワーテルローの時の軍曹であるポンメルシーを父にもつ若い青年。その祖父・ジルノルマンは大のナポレオン嫌い。その為、小さい頃から父と隔離されて暮らしていた。

icon ジルノルマン
貴族の生き残り。娘婿・ポンメルシーをものすごく毛嫌いしているが、その息子・マリユスは非常に愛している。しかしその態度は厳格な祖父そのもの。ジルノルマンはなにがどうしてか、後になってテナルディエの次男・三男を間接的に養うことになる。

icon ポンメルシー
マリユスの父。ワーテルローの戦いが終わった頃、偶然にも死人の物品あさりをしていたテナルディエに命を救われる。

icon ジャヴェール
もともとジャン・ヴァルジャンがいた牢獄で看守をしていた。ジャン・ヴァルジャンが出獄後犯した罪の為に彼をしつこく追う人物。法律に非常に厳格な人間。

icon モンパルナス
パリの地下に潜っている悪党。テナルディエと関係がある。



■キャッチフレーズ
●聞こえるか! 魂の叫びが ――人間はこれほどまでに偉大になれる――
●ここに海も山も空も、そして宇宙さえも存在する。
●偉大なる魂の詩
●目覚めよ! 立ち上げれ!そして、戦え!
本音
●無駄話が多いかもね。
●長い.....それだけで感動


■作品スポットライト(読み所)
★ジャンの変身変化。ジャンは2度名前を換えるけど、どんな名前かな?(?_?)
★ミリエル司教がジャンの魂を買う場面。ここは感動の嵐! (T_T)
★ジャンがコゼットの水おけを持ってやる場面。ここは絶対涙が出るよ。(T_T)
★ジャンが裁判で本当のことを言うまでの場面。ジャンの魂の葛藤がわかるよ。(^з^)
★修道女がジャヴェールに嘘をつく場面。してやったりだね。♪♪ d(⌒o⌒)b♪♪
★テナルディエの部屋を覗いていたマリユスの妙案。これはおもしろい!\(^◇^)/
★ジャンとフォーシルバン老人の計画。このアイデアは素晴らしすぎる。(^_-)☆
★岩波文庫の挿し絵がすごくきれい。☆彡

inuこの他にも読み所はたくさんあるよ。エポニーヌのことや、マリユスがジャンについて全てを知る場面なんて、何度読んでも感動する。


■感想文(約470字)
「偉大なる魂の交響曲」
彼には空も海も鳥も花も草木も太陽も月も、全ての自然が備わる。その心には宇宙の偉大なる響きが木霊している。聞こえるか、彼の叫びが。どんな荒波が起ころうともものともせず、帆をかかげすすむ勇気ある彼の魂は我が胸に深く突きささる。 おお、ジャンバルジャン。お前はどうしてこれ程までに強いのか。わずか一本のフランスパンを盗んだがために19年間のいう長きの間牢獄に入れられたジャン。しかし、彼のその深奥は決して汚れてはいなかった。ミハエル司教のその慈愛に助けられ真の人間に目覚めたジャン。 真の人間?それはどこまでも弱気者のためにつくすこと。大きな水の入った桶を抱えて、くらい夜道を歩いてコゼットにそっと手をさし述べたジャン。ジャベールを許してやったジャン。自分の命をかけてまでマリユスをすくったジャン。彼の世界の一瞬一瞬がその魂を他人に捧げることにあった。 すべての幸福は人間のその深き魂の叫びから発することをお前は教えてくれた。さあ、安らかに眠りたまえ。お前の魂を受け継ぐ者は万といる。肉体は消え去ってもその魂は永遠となり、未来永劫まで語り継がれるだろう。


■作品ミニ情報
inuこの小説は1815年頃から1833年頃までの話なんだけど、そのなかでフランスの「7月革命」のことがでてくるんだ。ここでその「7月革命」のことをちょっと記しておくね。

7月革命:民衆が1830年7月、フランス・ブルボン家の復古王朝を打倒した革命。労働者・知識人が中心になって革命を遂行。シャルル10世はイタリアに亡命。7月王政が成立した。(参考文献:『日本語大辞典』講談社)

ブルボン家:16世紀末〜19世紀初めまでのフランスの王朝。ルイ14世の時にその最盛をむかえるが、フランス革命(1989年)で中断。しかし、王政復古で再び復帰し、7月革命まで存続した。(参考文献:『日本語大辞典』講談社)

7月王政:7月革命で成立ルイ・フィリップの王政。二月革命で崩壊。(参考文献:『日本語大辞典』講談社)

この小説は映画やミュージカルにもなっているから、よく知っていると思うけど、原作は作者ユゴーの社会に対する批判や、宗教に関する所感、また歴史に関する考察など、いろいろなことが学べるから、是非読破してね。






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