×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


 車輪の下 
Unterm Rad

face


■作品データー
文献:旺文社文庫(岩淵達治 訳)
作者:ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse 1877-1962)/ドイツ
分類:ドイツ文学
発刊:1906年
年代:1890-1894年代頃
舞台:ドイツ
長さ:中編


■作品構成
全7章からなる。1章の量は長い。


■超短い粗筋
イツの一田舎の天才少年が挫折し、なんらかの原因で死んでしまうまでを語った小説。


■重要人物相関図
sharin no shita


■人物紹介■  :男性 :女性
ハンス・ギーベンラート
本編主人公。天才的な少年だが、その繊細な心ゆえに、次第に周りの環境についていけなくなる。

ヘルマン・ハイルナー
神学校でのハンスの親友。何ごとに対しても、常に反抗的な態度を持つ。

フライク
ハンスのその壊れやすい心を常に心配している心優しいおじさん。

ヨーゼフ・ギーベンラート
ハンスの父。男手一つでハンスを育てている。いまいちハンスの心を本当に理解できていない。

神学校の校長。
非常に規則に厳しく、生徒を勉強する道具としてしか、考えていない。


■キャッチフレーズ
●生きることの難しさ。 ――少年はどこへいくのだろう?――
●世界には詩が流れ、生きる喜びがある。
●押しつぶされた少年
●人間の強さとは?
本音
●なんでそんな死に方するんだよ。
●どうして死んでしまったの?


■作品スポットライト(読み所)
★ハンスが入学前に、思いっきり遊ぶ場面。子供はこうでなくちゃ!(^з^)-☆
★ハイルナーが詩を作っている時に、ハンスが声をかける場面。素敵!(*^_^*)
★ハンスのルームメートが亡くなる場面。死って突然やってくるんだね。(T_T)
★ハンスがハイルナーに勇気を出して、謝る場面。友情っていいねえ。(^o^)
★りんごの果汁を絞る場面。香りがしてきそう。(=^.^=)

inu文章が一行一行がすごく詩的だよ。それの数多く詩人の名前や、歴史人物が出てくるから、この人達について調べるともっと物語が楽しく読めるかもしれないね。キリスト教に関する文献がたくさん出てくるよ。


■感想文(約420字)
「美しき少年時代」
どうしてハンスは死んでしまったのだろう。どうしてヘッセはハンスに死を与えてしまったのだろう。読書後最初に抱いた感想がこれだった。それでもハンスの死の原因が具体的に自殺とは断定していないところに救いはあった。ハンスは優秀な成績で神学校に入るが、そこでのあまりにも厳しい生活に疲れて、精神病になってしまう。この小説はこのことによく焦点があてられ、教育制度を批判をしたものだと受け取られがちだが、僕はそれよりもこの小説全体に流れる詩のような雰囲気に感動した。またヘッセの描く少年の心は非常に具体的で共感できる部分がたくさんあった。僕に思い当たるふしも数多くあった。 ハンスが死んでしまったことは悲しいが、それでもどこかに生きることの意味や希望があることを教えてくれた。人間はまがりながらも生きていかなかればならない。たとえ周りに手を差し伸べてくれる人がいなくても、自然の営みがそれを癒してくれることもある。そういうことをこの小説は教えてくれた。


■作品ミニ情報
inuこの小説は、ヘッセの少年時代に基づいて、書かれたみたいだね。ヘッセはマウルブロン修道院というところで、勉強したんだけど、その頃の様子がこの『車輪の下』によく描かれているよ。






戻る


Copyright(C) 2002 Itsuki Fujikawa
All Rights Reserved